昔こそこそ書いていたブログから、残しておきたいものを再掲。文章が稚拙で恥ずかしいけど、熱意に天晴れ。
(初回公開日:2017/07/25 22:13)
先日、はじめて海外ひとり旅を経験しました。
行き先はベルギー・アントワープ。まぁなんでアントワープに行ったかというと、理由はただ一つ。
Margiela: The Hermès Years エルメス時代のマルジェラ展これを見に行きたかったからです。多分これ見ないと死ぬまで後悔するって思ったから。いくら日本人がびっくりするくらいのマルジェラ好きだからって、これは絶対に日本に巡回しないだろう、と。巡回してきてくれてもいいけど!!!!!
よく、なんでひとり旅したの? って言われますけど、完全にこれだけのためです。あとの行程なんて正直おまけ。私には変な癖があって、楽しみにしているものほどその時になると躊躇する癖があり、今回もそう。ホテルに荷物おいて、まっすぐ歩いてMOMUに向かったのにすぐに入らず、周辺をぐるぐる回遊……。緊張しちゃって入れない。一番の楽しみを一番最初に体験しちゃってええのか……? いや、ダメやろ……。と、今考えれば本当に無駄な自問自答を繰り返す。MAJI de MUDA!!
そんな無駄な時間を経て、ドキドキしながら突入。カードでチケットを買って、2階へ。もぎりのマダムに「英語? オランダ語?」と聞かれたあとに、英語のパンフをもらう。荷物は全てロッカーへ、写真はNGよ。の一言も忘れずに頂戴する。写真撮れるかも〜と期待してたからちょっぴしがっくり。
でも最近は本当に写真に頼りきりで、意外と物見てないし覚えてなかったりするので、心のメモリーの容量を全開に。深呼吸をして中へ進めばあとはオレンジと白の世界でした……。
〜Fin〜
じゃねーよ。

各コンテンツ毎、例えば袖とかニットとか毛皮とかに分かれていて、マルジェラのマルジェラとエルメスのマルジェラと並列に並べているんです。
インスタグラムにも書いていますが、マルジェラでは革新的なデザインを創造して、エルメスでは素材とパターンの限界に挑んでいるような印象でした。マルジェラも本当に素敵だったけど、エルメスのパターン! パターン! パターン!美しすぎやしませんか? ドレープ! ドレープ!美しいカシミヤでそのコート! シルクでガウン! シャツ! ニット! 毛皮!服のデザインはぱっと見、普通です。ボックスワンピ、台形スカート、ダッフルコート、チェスターコート、ベアトップオールインワン……etc
でもこの普遍的なデザインのアイテムをこんなに美しく見せられるなんて。そしてこれを購入して、着ている人がいるなんて。悔しくて泣いた。
なんで私はマルジェラ時代のエルメスに出会える年齢ではなかったんだろうか。どうして袖を通せないんだろうか。今、目の前にあるこの美しい服たちは着れるのに、どうして私は着れないんだろうか。
……前から頭はおかしいので気にしないでください。
服が美しくて泣いたのはもちろんですが、どうにもこうにも悔しくって。目の前にあるのに触れられない。ずっと見て回った。飽きもせず何周も何周もした。何回見ても美しいし、発見もある。マルジェラの服もかっこよかった。ヴェトモンだなーって途中で思ったり。(これ多分みんな思っているはず)今見たって新鮮だった。あれらを90年代初頭に発表していたかと思うとクラクラする。
最後はマルジェラとエルメスのドレスがお見送り。そんなのずるい。また引き返す。飽きもせずずっと見る。なんなら美しいって思うことに飽きる。スカートのスリット、コートの落ち感、ダッフルのふかふか感、ボックスワンピースのタックの寄り方。全部完璧だった。こんなに心が踊って、辛くて、感動して、泣いた展覧会はない。
疲れた足を引きずって帰る。疲れた。本当に疲れた。来てよかった、行かなければよかった。知らなかったらあんなに美しい服のこと知らずに済んだのに。
……まじでめんどくさいですね、私!どこの恋愛漫画だよ。
その後、またもう一回見に行き、ため息ばっかりつきながら見て回ったとさ。その時カードの機械が壊れれてて手持ちの現金が足りず、お土産のポストカードが買えなくって一回ホテルに戻って現金を手にまたMOMUに行ったのもいい思い出です!


こちらはタダでもらえたやつ。8月17日まで。行ける人はぜひに行ってほしい。8月17日までだから。8月17日までだから。もしこのブログを読んで、展示内容が気になった方は、I-Dの記事がわかりやすいのでチェックしてみてくださいませー。